風のガーデンはフジテレビ開局50周年記念ドラマです。倉本聰の脚本はロケ地となる富良野の英国ガーデンなども話題ですが、なにより名優・緒形拳の遺作となりました。肝臓ガンと戦いながら緒形拳が演じた最後のドラマ。とても意味の深い作品になりそうです。


緒形拳の遺作となったフジテレビの開局記念ドラマ「風のガーデン」

風のガーデンは、フジテレビが開局50周年記念ドラマとして制作した連続ドラマです。
木曜劇場として2008年10月から12月の放映になります。
脚本は「北の国から」で有名な倉本聰。
「北の国から」そして「優しい時間」と同じく、富良野が舞台になっており、「富良野三部作・最終章」として書かれた作品です。
実際に富良野の空気感を出すために、「北の国から」「優しい時間」同様、ロケ地は富良野。
しかも撮影を遡ること2年も前から、実際に富良野に広大な英国式庭園(ブリティッシュガーデン)を作り、さまざまな花々が咲き乱れるなかで撮影が行われました。

それだけでも十分な話題のテレビドラマなのですが、この風のガーデンの「ドラマとしての意味」を深くしたのが、緒形拳の突然の死でした。
最初、その死を報じるニュースでは「死因は不明」とありました。
それほど突然のできごとだったのです。
9月28日のクランクアップから1週間後の訃報。
やがて、長い期間、肝臓ガンと闘っていたことが判り、多くの人は「闘病中の演技や笑顔」を思い起こし、涙を新たにしたのでした。

風のガーデンのあらすじや主題歌。

風のガーデンのあらすじは…まず、主人公と言えるのが腕もあって女性関係も派手な麻酔科医、白鳥貞美(中井貴一)。
末期ガンで余命わずかであることがわかり、絶縁状態の家族関係の再生を試みようとする話です。
家族と絶縁された理由は、彼の女性関係。
それが原因で、白鳥貞美(中井貴一)の母親は自ら命を絶っていたのです。
そして、その白鳥貞美(中井貴一)の父親の役・白鳥貞三を演じるのが、肝臓ガンによる肝臓破裂で急逝した緒形拳。
富良野で訪問医をしている設定です。
そして、可愛い孫たち(白鳥貞美の子供)とともに、妻の残したブリティッシュガーデンを育てています。

富良野の美しい自然を背景に、死と向かいあう人生が描かれており、倉本聰の脚本、そして緒形拳の遺作となった事実が、ドラマにさらに意味と重みを与えています。

気になる主題歌ですが、「Jupiter」で一世を風靡した平原綾香が歌っています。
曲目はこれもクラシックの名曲「ノクターン」。



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